Artistic weekend!
2007年 01月 31日
横浜高島屋に梅原龍三郎の展示会を見に行きましたら、となりで、 『横浜蘭友会』洋らん展が開催されていました。
これは、私が一番気に入ったパフィオペディルム(パフィオペディラム Paphiopedilum)という蘭です。なんとなく、うつぼかずらみたいで、面白い形ですね。
今週末は、上野のエジプト展、銀座和光ホールの日本陶磁協会賞受賞作家展、そして、横浜の梅原龍三郎展、と多種多様のアートを見てきました。
上野の国立科学博物館の『ミイラと古代エジプト展』は思ったより面白いものでした。ロンドンの大英博物館でこれらのコレクションは見たのですが、やはり大英博物館は物が多すぎて正直なところ、ロゼッタストーン以外何も覚えていませんでした。
そして今回は、とある新聞社の招待券があたり、もう一度良くみたいと思い、上野まで出向いたのでありました。
3Dめがねをかけて見る、CGのドキュメンタリーFilmが面白かったですねぇ。イギリスのプロダクションが作ったものですが、ミイラのCTスキャンによるデータから予測して作ったCGによるミイラの人物像、そして、ピラミッド内・・・現地に行っても見る事ができない映像を見れると言うのは、すごいですね。科学の進歩に頭が下がります。
Film上映中、子供のように乗り出して見ていた私です。古代文字ヒエログリフの説明も面白かったですね。2月18日までやっているようですが、これは結構お勧めです。
日本陶磁協会展に関しては、例年通りの大御所達の作品展です。
日本を代表する作家達が「近年はどんな作品を作っているか」、と言うのを見るのには、とても良い展示会だと思います。
何よりも、、、売れた作品でもなんでも、手で触る事ができるのがいいですねぇ。
私のように、年より若く見える『小娘』風の人が、作品を手に取り、感触を楽しんでいると、係りの方たちのとても熱い視線を背中に感じます。
とくに振り向いて、
「大丈夫ですって、割りはしませんから・・・」
とは、言わない私ですが、係りの人たちの視線は、突き刺すように感じます。
辻清明さんの抹茶茶碗は189万ぐらいでしたでしょうか・・・すごいですねぇ。
私もここ数年、この展示会を見てますので、名前を見なくても、作品を見れば誰のであるかおおよその見当がつくようになって来ました。
でも、作家さんたちの思いもよらない試行は、Good surpriseですね。
最後は、梅原龍三郎についてです。
行ってみて、気がついたのですが、私はこの方の作品はいろんな所で見ていました。
でも、、、とても申し訳ないのですが、どうも日本人の画家の名前を覚えない私なのです。
彼は、ルノアールの弟子みたいな存在(確かに弟子でしたね)が大きかったと思いますが、戦後、日本に帰国してからの彼の作風は、彼独自のもののように感じました。
特に私は、幼少の頃、沼津に住み、伊豆は家族で良く行ったので、三津(みと)や修善寺の温泉町、富士山を描いた絵とかは、懐かしさを感じました。
絵のタッチは西洋的で、Subject matter(主題・題目)は、日本という・・・
言ってみれば、私自身の、習ったのは北米、やっているのは焼きもの・・・というコンセプトに近いものを感じ、よりいっそう親しみを感じたのでした。
梅原龍三郎は1986年に97歳で亡くなりました。
この頃の方にしては、長寿ですね。私も彼のように死ぬまでアートに携わっていたいですねぇ。
この展示会は、2月5日までやっています。
1月ももう終わりですぇ。
私の咳もやっと出なくなってきました。早く暖かくなればいいですね。春が待ち遠しいこのごろです。
それではまた。By 4 Now
by claylife
| 2007-01-31 00:14
| アート