陶工房くれいスタッフのきまぐれブログ・・・


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回想・・・かいそう・・・海草

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いきなり、なんですかこれ?

とでも言われそうな写真をアップしてしまいましたが、これは、私がかつて、VancouverのNorth Shore Commissionのアート展示企画の時に出品したオブジェ達のひとつです。

四方から見えるガラスケースを3つ与えられた私は、ひとつの空間を「水」というテーマにして、Aquarium(水槽・水族館)のように、水の中に生きる生物達(しいて魚ではありません)をイメージした作品を展示し、四方から覗いたViewer(見る人)達が、魚のような気分になって、生物のオブジェ達の中に、Personal Space(自分なりの空間、または隠れ場所とでも言っておきましょうか)を探索する・・・

という意図でやってみました。
これは、びっくりした事に、カナダ人の方達に、かなり受けました。
そして、作品を買ってくれた人までいました。

北米ではオブジェが売れるようですね・・・
『食』に対して無関心と言うわけではないのですが、使う食器よりは、見るObject(物体)により価値を見い出すのでしょうか・・・

これらの作品は、約一ヶ月展示されていたのですが、オープニングの時だけ、Artists in Attendance(作家在廊)になるので、Refreshments&Snack(飲み物と軽食)を、私ともう一人のアーティストの方が用意して(二人展でしたので)ちょっとしたパーティー形式で色々な方たちとお話したりしたのですが、、、(Nさん、その節は太巻きを用意していただき、ありがとうございました。)

多くの方が ”What are these?" (これらはなんなの?)と、ちょっと怪訝顔・・・

”These are Kaisou.”  ”I mean, 『Seaweed』!”
「か・い・そ・う、、、つまりはシィーウィ-ド(海草)ですよ。」

と、大真面目な顔で答えていた私です。

本来、北米人は、海草を食べると言う事をしないと思うのですが、最年の日本食ブームで、多くの人が『巻き寿司』に使われる黒い物体は海草だということも知っていますし、『ひじき』などを食べるハードコア日本食通の方達も多くなりましたしね。


私は、オブジェを作る時にはいつも、岡本太郎さんの言葉を思い出したりします。

なんだこれは?! と言うものを描くんだ!」


絵画でも彫刻でも焼き物でも、自分が納得するものを作ればいいのだと思います。

そして、それが売れたら・・・『芸術家は二度笑みを浮かべる』・・・ですね。
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by claylife | 2007-07-11 00:22 | アート